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STEP 3 鉄道撮影テクニック〜流し撮り失敗作品集

ここでは、わたしが撮った中から、失敗した流し撮りを紹介して、悪い点と気をつける点を書きたいと思います。

「悪い点」と、「なぜ、こうなったか」は、撮影時の状況を出来るだけ思い出しながら、「気をつける点」は、こうすれば、こんな失敗は防げるという視点で書いていきたいと思います。

ここがダメ。その1〜斜めになっている
ここがダメ。その2〜画面一杯になってしまった
ここがダメ。その3〜先頭部分のぶれ
ここがダメ。その4〜車両が半端で、ピントも合っていない
ここがダメ。その5〜わい曲が見られる



ここがダメ。その1〜斜めになっている

東武伊勢崎線・姫宮〜東武動物公園

[悪い点]
左側が下がっています。



[なぜ?]
左肩が下がってしまい、それに気付きませんでした。利き腕ではないので、どうしても意識がおろそかになってしまいました。



[気をつける点]
撮影前に肩が下がっていないかチェックして下がっているのを感じたら、意識して肩を上げ、脇をしめるようにする。こうすれば、左右への傾きはかなり防げます。



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ここがダメ。その2〜画面一杯になってしまった

東武伊勢崎線・姫宮〜東武動物公園

[悪い点]
真横でとらえていますが、車両が画面一杯になり、余裕がなく、きゅうくつな印象があります。



[なぜ]
車両の入れ方が中途半端。これは、線路からどの程度、離れれば、車両一両がきっちり入るかわからなかったためです。そのため、場所と、レンズの選択を間違えてしまいました。

また、車両のどこに視線をすえるかを決めていなかったことも原因として考えられます。



[気をつける点]
長さの感覚をつかんでおくことが大切です。

この目安となるのは、架線のハンガーです。
架線は、通常、上のちょう下線と、その下のトロリ線からなり、この2つをつなぐ役割を果たしているのが、ハンガーといわれる金具です。ハンガーは、縦の線で、通常、およそ5m間隔で設けられています。

ですから、20mの車体であれば、ハンガー間4つ分、新幹線やEH500など25mの車体ならば、ハンガー間5つ分と同じことになります。これを目安として、撮影位置とレンズの選択をすると良いでしょう。

そして、視線は、真横なら車両の中央、この場合なら先頭車の2つ目と3つ目のドアの間にある窓のその真中の柱(?)だけを見つづけます。

そうすれば、車体はいつも、画面の中央に来るはずです。



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ここがダメ。その3〜先頭部分のぶれ

外房線・永田付近

[悪い点]
先頭部分がブレ、車体の入れ方も中途半端に思えます。写真もオーバー気味でした。



[なぜ]
先頭部分をしっかりと見なかったからです。
車体の入れ方は、車体が切れてしまうのが怖くて、必要以上に引いてしまいました。
露出は、線路周囲の草などに引きずられたため、オーバーになったのでしょう。
(緑は、光を吸収するので、TTLの値そのままで撮影すると、オーバーになりやすい)



[気をつける点]
どこを止めたいのかを事前にハッキリとしなかったので、何となく列車を見つめため、列車のスピードに同調することができなかった。

車体の入れ方については、架線の位置などを考慮した上で、もっと線路によるか、レンズを望遠側にすると良いでしょう。

露出は、線路をカメラのTTLで測光して、その値から半絞り絞ったが、線路周囲に、草の緑があることを考慮して、もう半絞り〜1絞り絞れば、列車のサイドにあたる光も表現できます。



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ここがダメ。その4〜車両が半端で、ピントも合っていない

上越線・塩沢〜六日町

[悪い点]
左から右へ走る列車を撮影しましたが、車両の入り方が中途半端で、JRマークや、車両形式とそのナンバーにもまったくピントが合っていません。



[なぜ]
ピントがまったく合っていないのは、手ブレか、ピンぼけどちらかの原因が考えられますが、電線が上下にブレずに写っていることから、ピンぼけの可能性が高いと思います。

手ブレならば、電線も上下にブレなどして、ぼやけて写るものですが、そうはなっていないからです。



[気をつける点]
ピントは、真横からの流し撮りの場合。自分から最も近い線路か道床にピントを合わせると良いです。
また、車両の入れ方は、2の「気をつける点」と同じで「長さの間隔」をつかんでおくことが大切です。

参考までに、標準レンズ(50ミリ)で20mクラスの車両を撮影する場合、線路からの距離は、線路にすると7線分で、複線に換算すると、3.5複線分の距離が必要になります。



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ここがダメ。その5〜わい曲が見られる

上越線・越後湯沢

[悪い点]
車体には影響がありませんでしたが、手前のホームと、バックの屋根に歪みが出てしまいました。
とらえている位置は真横で悪くないと思います。



[なぜ]
28〜80mmのズームレンズで、28mmを使用したためです。なぜ、28mmで撮ったのかといえば、わたしが立っていた位置では、標準レンズでは近すぎて、車両の上から下まで入らないと判断したからです。



[気をつける点]
このような「きっちり真横」でとなると、レンズは、最低限度として、標準レンズを用いるようにしないと、車体がゆがんだり、動いたりしてしまいます。

ですから、この場合、ホームが入ってきますが、安全な範囲でもっと後ろに下がって標準レンズを使って撮るべきでした。

こうすると、画面の中で車両が占める割合が減り、ホームと、その屋根が上下に入ってきますが、流し撮りのため、邪魔ではなく、かえって、スピード感や躍動感を出すのに役に立ったでしょう。

車両は大事ですが、車両だけにとらわれていてもダメだということです。

発想や見方を転換して、マイナスの要素(この場合は、ホームなど)を、スピード感を表現できるというように、プラスの要素に考えて撮れることが必要です。







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