経済指標発表

STEP 3 撮影テクニック〜形式写真に最適な露出とカメラの高さ

形式写真の露出設定と、撮影する際のカメラの高さを比較してみました。
ほんの少しのことで、こんなにも仕上がりに差が出るとは、、、。

1.形式写真はどこに露出を合わせればよいか
2.高さによって形式写真はどう変わるか



1.形式写真はどこに露出を合わせればよいか

露出を合わせる部分によって写り方がどう変わるのかを実験してみました。

場所は、上越線の水上で、撮影時間は、8月の午前9時40分前後。
光線状態は、半逆光です。

フィルムは、カラーリバーサルフィルム。
測光方式は、TTL。レンズは、標準レンズ(55mm)を使用しました。

測光した場所=露出を合わせたポイントは、

写真1は、足回りの部分。
写真2は、車体の反射が最も強い部分。
写真3は、足回りと車体の中間。

写真1

足回りの部分に露出を合わせる(115系 JR上越線 水上)足回りの部分を測光して、その値で撮影しました。

ですから、足回りはよく写っていますが、画面全体としてはオーバーで、とくに、車体色の白が完全に飛んでしまっています。

リバーサルでは、露出オーバーは、致命的であると思ってください。

なぜかというと、画像がとんでしまいフィルムに情報として残っていないからです。
露出アンダーならば、つぶれるかもしれないが、画像情報して残ります。

写真2

車体の反射が最も強い部分を測光(115系 JR上越線 水上)車体の反射が最も強い部分を測光して、その値で撮影したのが左の写真です。

車体の反射が最も強い部分に合わせたので、前面の陰が強く、足回りはつぶれ気味ですが、車体色の白もとぶことなく、落着いて見ることができますね。




写真3

足回りと車体の中間の値で撮影(115系 JR上越線 水上)足回りと車体の中間の値(正確には中間値より半絞りアンダー)で撮影したのが、左の写真3です。

写真2よりも絞りが開いた分、足回りも写っています(前面の陰も弱くなっていますね)。

画面全体の印象としては、「少しオーバーかな」とは感じるものの見れない写真ではありません。


▼形式写真は全体的に明暗のバランスがとれて写っている事が大切。

形式写真というのは、難しい面があります。

足回りをつぶすことなく、描写し、なおかつ、車体の色もとばすことなく、出来うる限り忠実に再現しなければならないからです。

こうした点を考慮に入れると、足回りに露出を合わせてはいけないと思います。
(夏という太陽光のきつい季節ということを考えに入れてもです)
全体として露出オーバーになり、写真1のように極めて不自然な写真になってしまいます。

また、反対に、反射の最も強い部分に露出を合わせれば、写真2のように、車体色は、再現されるものの、陰が強く見た目より濃く写り、足回りが黒くつぶれてしまいます。

だから、形式写真の露出設定としては、

足回りと最も反射の強い所との中間値より半絞りアンダーにするのがよい

でしょう。



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2.高さによって形式写真はどう変わるか

つぎに、立ったままでの撮影と、しゃがんだ上での撮影をしてみました。

立ったままで撮影したのが、写真4。
しゃがんだ上で撮影したのが、写真5。

撮影位置と、レンズ(標準レンズ)は変えていません。

写真4

立ったまま撮影(115系 JR上越線 水上)立ったまま撮影。

脇をしっかりと締め、カメラを水平に構えて撮影したにも関わらず、腰高で、車両を見下ろしているような感じで写り、やや安定を欠くように見えます。





写真5

しゃがんで撮影(115系 JR上越線 水上)写真4と同じ位置で、片方の膝をついてしゃがんで撮影しました。

写真4と比べると、目線が下がった分、車両がどっしりと見え、安心して見ることができます。

ほんの些細なこと(1mぐらいの違い)で、写真の仕上りや印象に、大きな影響を与えるという事がわかります。


▼形式写真は、しゃがんで撮影する

形式写真の要素に、見る人に不安感や不安定感を与えないというのがあります。
不安定感は、ときとして、躍動感にもつながりますが、車両を忠実に、しかも良い印象をもって見てもらうには、必要ないものです。

まったく同じ位置からカメラを水平に構えて撮影したにも関わらず、

写真4は、不安定な印象を与え、写真5は、どっしりとした印象に写りました。

見る人の印象としてどうでしょうか?

写真4よりも写真5の方が、安心して身をゆだねられるという印象を見る人に与えられます。
それは、どっしりと腰が据わって写っているからです。

ですから、白線から出ない、後ろから来る列車に気をつけるなど周囲に気を配りながら、

形式写真は、カメラを水平に構えて、しゃがんで撮影する

ように、心がけましょう。







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