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STEP 3 鉄道撮影テクニック〜形式写真の撮り方

鉄道写真の種類の一つの形式写真の撮り方について書きました。

1.形式写真は鉄道の商品写真です
2.絞り込むのが基本です
3.ピントは運転席の乗務員用ドアか、手前の客用ドアに合わせる
4.露出は、車体を測った値より半絞り絞りましょう
5.カメラの位置は車体の高さの半分よりも下にしましょう
6.レンズを被写体に対して水平に向けましょう
7.白線の内側から撮りましょう



■形式写真の撮り方

1.形式写真は鉄道の商品写真です

商品写真というジャンルがあります。
それは、商品の形や色をあるがままに見せます。
何ら、撮影者の感情が入り込む余地はありません。

それは、見る側に「この商品の色や形はこういうものですよ」と正確に伝えなければならないからです。

ですから、ひたすら正確な描写が求められます。

形式写真もこれと同じです。



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2.絞り込むのが基本です

列車写真では、シャッタースピードを優先して考えるようにと書きましたが、形式写真は、絞り優先で考えてください。

絞りを出来る限り絞り込むのが基本だからです。

なぜなら、絞り込まないと被写界深度(ピントが合っているように見える範囲のことです)の関係で車両全体にピントが行き渡らないからです。

また、絞る分だけ、シャッタースピードは遅くなります(1段絞るとシャッターも1段遅くなります)ので、手ブレに注意する必要があります。

肩に力が入りすぎない程度に脇はしめてください。
後述しますが、しゃがむのも安定感を増し、ブレを少なくしますので良いです。



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3.ピントは運転席の乗務員用ドアか、手前の客用ドアに合わせる

これも被写界深度の関係です。

被写界深度の性質の1つに、ピントは手前に浅く、奥に深いというのがあります。
具体的には、手前が1に対して、奥が2です。

下の写真でも、運転席に入る乗務員用ドアのあたりにピントを合わせています。

車両先頭部では後方までピントが行き渡らず、逆に後方にピントを合わせてしまうと先頭部が被写界深度からはずれてしまいます。

キハ100
JR東北本線 野辺地 1995年11月



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4.露出は、車体を測った値より半絞り絞りましょう

足回り(車輪やその他の床下機器がある部分の総称です)に露出を合わせると、車体が露出オーバーとなり、とんでしまいます。

反対に、車体に合わせると足回りが黒くつぶれてしまいます。とくに、太陽が強い、夏の昼時では真っ黒になるでしょう。

ですから、露出は車体の値より、半絞り(2分の1)絞った値にすると車両全体の露出のバランスが取れます。

また、ピントの合う範囲=被写界深度も広がります。

 形式写真の露出設定については、『形式写真はどこに露出を合わせればよいか』でも取り上げています。



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5.カメラの位置は車体の高さの半分よりも下にしましょう

このようにすると、自然な目線で、歪みがなく正確な描写ができるからです。
また、画面の中での被写体の安定性も増します。

駅で形式写真を撮影する時は、しゃがんで撮ります。そうすると車体の高さよりも半分以下の位置にカメラがあります。

また、しゃがむ姿勢をとることで、立って撮影するより安定性が増し、ブレにくくなります。

 形式写真のカメラの高さについては、『高さによって形式写真はどう変わるか』でも取り上げています。



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6.レンズを被写体に対して水平に向けましょう

レンズを被写体に対して水平に向けないとどんなレンズを使っても歪みが出ます。

そして、それは、レンズの焦点距離が広角になるほど強く出ます。

これを防ぐには、撮影する時に、被写体に対して、レンズを水平に向けて、画面の上でとらえ、プリントの段階で余分な部分をトリミングするか、「あおり」のできるレンズを用いるしかありません。



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7.白線の内側から撮りましょう

鉄道撮影のルールとマナー」のところでも取り上げましたが、鉄道ファンが鉄道に対して迷惑をかけてはいけません。

三脚の使用や、周囲の一般の乗客、また、自分の後ろから接近してくる列車や入線する列車に注意して撮影しましょう。

とくに、一般乗客は、ファインダーや車両の周囲で、なかなかどいてくれないことがあります。
(気がついた人は、どいてくれることもあります)

そうしたときは、つい、イライラしてしまいがちですが、ここは、じっくりと撮影するつもりでしばらく待ちましょう。

間違っても怒鳴るようなことはしないでください。
「あせって撮影しても良い写真は撮れませんから」。







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