経済指標発表

フィルムの基礎知識〜フィルム感度について

フィルム感度について書きました。


フィルム感度について

(1)感度とは?

感度とは、フィルムが光に感じる度合いを数値化したものです。

数字が大きければ大きいほどフィルムが光に反応しやすくなります。
つまり、感度が高く(高感度)なります。

逆に数字が小さくなるほどフィルムが光に反応しにくくなります。
これを感度が低い(低感度)といいます。

一般的な区別は下記のようになります。

名称感度
低感度フィルム25〜64
中感度フィルム100〜200
高感度フィルム400
超高感度フィルム800〜3200

それぞれのフィルム感度によって、使用目的、粒状性が違います。

(2)感度とシャッタースピード、絞りの関係

感度とシャッタースピード、絞りの関係は「2の何乗」かでわかります。

たとえば、感度100を基準にすると、200は100の2倍ですから2の1乗となりますので1段階、3200では、100の32倍となり、32は2の5乗ですから5段階あげることができます。

逆に、感度25では、100の1/4、2のマイナス2乗なので2段階下げなくてはなりません。

下の表は感度100を基準にした時に、100とその他の感度とでシャッタースピードと絞りが何段階違うのか表にしてみました。

フィルム感度 2550 100200 400800 16003200
要素
シャッタースピード -2-1 -1 23 45
←遅く 基準速く→
絞り -2-1 -1 23 45
←開ける 基準絞れる→

プラス表示は、その分、シャッタースピードを速くするか、絞りを絞り込めます。
たとえば、感度100基準で適正露出が、シャッタースピード 1/250秒 絞り f8とすると、

感度200では、プラス1段なので、1/500秒 f8か 1/250 f11となります。

シャッタースピードでは、1段階速い(1/250→1/500というように、分母の数字が大きくなる)シャッタースピード。または、絞りでは1絞り(f8→f11というように、数字が大きくなる)絞れるという選択が出来ます。

感度400では、プラス2段なので、1/1000秒 f8か 1/250 f16などとフィルム感度が上がるほどシャッタースピードを速くするか絞りが絞りこめます。

マイナス表示は、その分、シャッタースピードを遅くするか、絞りを開けることを意味します。

上記と同じく、感度100基準で適正露出が、シャッタースピードが1/250秒、絞りをf8とすると、

感度50では、1/125秒 f8か 1/250秒 f5.6
感度25では、1/60秒 f8か 1/250秒 f4

となります。

いまの数字を見て気が付いたことはありませんか?

シャッタースピ−ドか絞りの一方が変化していますね。両方ではありませんね。

「選択できます」という表現はこれを表しているのです。

両方取ったら、露出がアンダー(フィルムへの光の量が不足しています)か、オーバー(フィルムへの光の量が多すぎます)になります。

ここは注意してください。

というわけで、シャッタースピード1/250秒 絞りf8で、絞りとシャッタースピードをそれぞれ固定しました。

▼絞りを固定した時の感度とシャッタースピードとの関係

フィルム感度 25 50 100 200 400 800 1600 3200
要素
シャッタースピード 1/60 1/125 1/250 1/500 1/1000 1/2000 1/4000 1/8000
←遅く 基準速く→

▼シャッタースピードを固定した時の感度と絞りの関係

フィルム感度 25 50 100 200 400 800 1600 3200
要素
絞り f4 f5.6 f8 f11 f16 f22 f32 f45
←開ける 基準絞れる→

それぞれに大きな差が出ていますね。
とくに、感度1600や3200ではシャッタースピード、絞りともかなりの数値になります。

では、感度が高いフィルムが良くて、感度が低いフィルムはダメなのか。

そんなことはありません。

さきほど、「それぞれに使用目的があります」と書きましたが、感度がこのように分かれている理由の1つです。

ですから、フィルム感度を選ぶ時は、つぎの使用目的も加味する必要があります。

(3)フィルム感度別の使用目的

▼低感度フィルム:感度25〜64

【この感度に属するフィルムの例】
・フジクローム ベルビア(リバーサルフィルム)

【おもな被写体】
自然の樹木や風景、花、静物、動きのない人物など止まっている物や人。

▼中感度フィルム:感度100〜200

【この感度に属するフィルムの例】
・フジカラー SUPERIA 100(ネガフィルム)
・フジクローム プロビア 100F(リバーサルフィルム)

【おもな被写体】
ポートレートやスナップ、記念写真など静止、または若干の動きがあるものや人。

ちなみに、このクラスの感度は、戦前からありました。

高感度フィルム:感度400

【この感度に属するフィルムの例】
・フジカラー SUPERIA Venus 400(ネガフィルム)
・フジクローム プロビア 400F(リバーサルフィルム)

【おもな被写体】
結婚式などでのスナップや記念写真、運動会、スポーツ、室内、演劇、音楽会、望遠レンズでの撮影など。少し暗い場所やホール、室内で行なうもの。

このクラスの感度の販売は、昭和29(1954)年のトライXパン(ISO400)からです。

▼超高感度フィルム:感度800〜3200

【この感度に属するフィルムの例】
・フジカラー SUPERIA Venus 800(ネガフィルム)

【おもな被写体】
バレーボール、バスケット、ナイター、バレエ、演劇、音楽会、天体撮影など。
高感度フィルムでも暗い場所や夜間に行なうもの。

(4)鉄道写真に最適なフィルムは?

このうち、鉄道写真でおもに使うものは、リバーサルフィルムでは低感度と中感度フィルムでほとんど足りると思います。

わたしは、1日を通してリバーサルの感度100のフィルムを使っています。
これで昼間は充分に撮影できますし、少し暗くなったら流し撮りをすればよいのですから。
(失敗は多いけれども…)。

夜、ライトや街の光が流れて写っているのも結構きれいですからね。

また、ネガフィルムなら、感度400の高感度フィルムが良いでしょう。

理由は、感度100よりも2段早いシャッターが切れますし、蛍光灯の下での撮影であってもプリントの段階で補正ができますし、リバーサルフィルムに比べてラチチュードも広く、粒状性も良いですからね。







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