経済指標発表

フィルムの基礎知識〜ラチチュード

フィルムのラチチュードについて書きました。


フィルムのラチチュードについて

(1)ラチチュードとは、再現できる画像の濃淡の範囲

フィルムは、明るさと暗らさの全領域を再現できるわけではありません。

極端に明るい部分はとんで(明るすぎてフィルム上に濃淡が再現できない)しまい、逆に極端に暗い部分はつぶれ(暗すぎるため、フィルム上に濃淡が再現できない)てしまいます。

たとえば、被写体の背景に太陽がある場合、被写体に露出を合わせると、太陽やその周囲の空は、フィルム上には、残らず真っ白になります。これは、フィルム上に濃淡として再現できる明るさの範囲を越えたために起こります。

逆に、同じケースで太陽の周囲に露出を合わせた場合には、被写体は、フィルム上に、真っ黒に再現されます。これは、フィルム上に濃淡として再現できる暗さの範囲を越えてしまったために起こります。

いずれのケースでも、真っ白、真っ黒になった部分は、画像としては再現不可能です。

このように、フィルムには被写体の明暗をフィルム上に濃淡として再現できる範囲があります。

ラチチュードとは、被写体の明暗をフィルム上に濃淡として、再現可能な範囲のことです。

ネガフィルムとリバーサルフィルムとのラチチュードの違いの図


(2)カラーネガフィルムは、ラチチュードが広い=扱いやすいフィルム

上の図のように、一般的に、カラーネガでは、ラチチュードが、オーバー側(写真の見た目で白く写っている)からアンダー側(写真の見た目で黒く写っている)まで約8絞り分と広いです。

ラチチュードが広いということは、オーバー側で濃淡がギリギリ再現できている所から、アンダー側で濃淡がギリギリ再現できている所までの範囲が広いということです。

別の言い方をすれば、明暗の広い範囲を画像の濃淡としてフィルム上に再現できます。

ですから、撮影時に露出で失敗することが少なく、また、仮に露出で失敗したとしても、ラチチュードの広さが救いとなり、広い範囲で見た目に自然なプリントを作ることができます。

このことは、「複製を目的としたフィルム=プリントのためのフィルム」と、相まってカラーネガフィルムの特徴といっても良いでしょう。

(3)カラーリバーサルフィルムの難しさは、ラチチュードが狭いこと

逆に、カラーリバーサルフィルムでは、カラーネガフィルムに比べて狭いです。
一般的に、カラーリバーサルフィルムのラチチュードは、オーバー(写真の見た目で白く写っている)側からマイナス(写真の見た目で黒く写っている)側まで合わせて約5絞り分と狭いです。

ラチチュードが狭いということは、オーバー側で濃淡がギリギリ再現できている所から、アンダー側で濃淡がギリギリ再現できている所までの範囲が狭いということです。

ひとことで言うと、フィルム上に再現できる明暗の範囲が狭いということです。

この「明暗を再現できる範囲が狭い」=「ラチチュードが狭い」ことが、「カラーリーバサルフィルムの露出は難しい」と言われる原因です。

言い方を変えれば、明るい部分か暗い部分のどちらかを犠牲にする必要があります。

ですから、自分が何にいいなあと感じたかが重要になります。そこに焦点を合わせ、あとの部分は成り行きに任せます。



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