経済指標発表

STEP 1 機材の基礎知識〜ストロボについて



1.ストロボとは?
2.ストロボの種類
3.ストロボ関連用語
4.ストロボを使う時の注意点



1.ストロボとは?

ストロボは、正式には、エレクトロニックフラッシュといいます。
日本語でいうと、人工光線発生機となります(レトロな言葉ですね)。

ガラス管の中に入っているガスに高い電圧と瞬時の電流をかけると、ガスが放電して光を発します。

これがストロボの光です。

フィルムのところでも見たように、光は太陽光と同じ色温度ですのでデーライトフィルムを使用でき、夜間や暗いところだけでなく、太陽光のもとでも使えます(日中シンクロといいます)。



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2.ストロボの種類

ストロボには、内蔵タイプと外付けタイプがあります。

内蔵タイプ(左写真)は、カメラと一体となっており、ボタンをおすなどの操作でポップアップしてます。
外付けタイプ(左写真)は、単体のストロボをカメラのホットシュー(後述)に取り付けます。

一般的にいって、内蔵タイプは、近くの被写体にしかストロボの光が届かないため、内蔵タイプだけでは光の量が足りない遠くの被写体を撮影する場合は、外付けタイプをカメラにつけます。



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3.ストロボ関連用語

(1)ガイドナンバー

ストロボの光量を数字で示したものです。「GN」とも書きます。

以下の3つの要素がわかれば、正確な絞り値が求められます。

@ ストロボのガイドナンバー
A ストロボから被写体までの距離(メートルで)
B フィルムの感度


たとえば、

絞り値=ガイドナンバー(GN)÷ストロボから被写体までの距離(メートル)

たとえば、ガイドナンバー12のストロボで、被写体までの距離が3メートルとすると、
絞り値は、12÷3でf4となります。

また、ガイドナンバー÷絞り値で、ストロボから被写体までの距離がわかります。

ただ、これらの式は感度100を前提としたものですので、感度が変わると同じ絞りでも距離が変わってしまいます(感度が4倍になると距離が2倍)。

こうしたわずらわしさがつぎに紹介するオートストロボが普及した原因でしょう。

(2)オートストロボ

オートストロボは、現在のストロボの主流です。

カメラで設定した絞り値に対して、適正な光量になった時、発光を自動的にコントロールするストロボです。

マニュアルのストロボ撮影のように、ガイドナンバーをストロボから被写体までの距離で割り、絞り値を求めるというわずらわしさがありません。

(3)ホットシュー

ストロボをつけた時に電気信号をやり取りする接点のことです。

▼カメラ側▼ストロボ側(中央の4つの点)
カメラ側のホットシュー(接点)ストロボ側のホットシュー(接点)

(4)シンクロ

ストロボの発光とカメラのシャッター全開のタイミングとを合わせることです。

(5)日中シンクロ

逆光での人物撮影などでストロボを使うことです。使わずに人物に露出を合わせると背景が露出オーバーとなりますが、背景に露出を合わせてストロボを使えば、背景も適正露出で人物もストロボ光があたり顔がつぶれず(画面上で黒くなってしまいます)に撮れるというわけです。

(6)同調速度

ストロボ撮影の際に使える最も速いシャッタースピードのことです。カメラによって異なります。たとえば、1/60秒が同調速度ならばこのスピードを限界となります。1/60秒より遅いシャッタースピードあれば、問題なく撮影できます。

しかし、同調速度より速いシャッタースピードになると、画面の一部が黒くなってしまいます。

同調速度より速くなってしまったので、フィルムの一部にしかストロボ光があたらないためです。

(7)バウンス

ストロボ光を直接、被写体にあてるのではなく、壁や天井にあててから被写体にあてることです。
つまり、被写体に直接ストロボの光をあてるのではなく、壁や天井にあて、そこで反射した光が、被写体にあたるというわけです。

クッションということですね。

外付けタイプのストロボでは、発光する部分の角度が調節できるものがあり、ストロボの光を直接あてると、被写体の顔などに影が出てしまう時には、発光する部分を上向きにして、天井にバウンスさせた上で、人物にやわらかくストロボ光をあてれば、ストロボの光が拡散して、部屋全体に光を注ぐことができ、影もきつくならず柔らかなものとなります。

(8)チャージ

ストロボのスイッチを入れた時の「キュイーン」というあの音のことです。

ストロボを発光させるために必要な電力がストロボ内に充電されています。
充電が完了すると、ストロボやファインダー内にそれを知らせるランプがつきます。

ランプがつく以前、つまり、充電前に撮影しても、充電が充分でないので、ガイドナンバーとおりの光量は得られませんので注意してください。

(9)発光間隔

ストロボが発光した後、チャージが行なわれて次の発光が可能になるまでの時間です。

鉄道写真撮影では、夜間や暗い場所での撮影が主でしょう。
ストロボがなければ、低速シャッターになってしまうところを、ストロボという人工の太陽で明るくして、速いシャッターを切らせてくれるのですから。



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4.ストロボを使う時の注意点

注意点としては、向かって来る列車には使わないで下さい。経験があると思いますが、ストロボを目にすると、わずかの間でも視界を奪われ、ストロボの光が目に残ります。

列車は、動いているのです。1秒間に何十メートルも進みます。
その間に何らかの見落としがあれば最悪、事故につながる可能性もあります。

ですから、向かって来る列車には絶対にストロボ光をあびせないでようにしましょう。

また、停車中の列車であっても、運転士がいる時には使わないで下さい。
そして、一般の人など関係のない人にもむやみに使わないで下さい。

道具というのは使う人によっては、凶器にもなりうるということを忘れないようお願いします。

節度を持って使ってこそ道具は、その真価を発揮するのですから。








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