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STEP 1 機材の基礎知識〜フィルターについて

NDフィルターやソフトフィルター、スカイライトフィルターなど各種フィルターについて解説しています。

また、フィルターのことがわかる本はこちらです。

1.フィルターとは?
2.フィルターの種類
3.フィルター使用上の注意



1.フィルターとは?

フィルターとは、一言で言えば、「光のろ過器」です。

レンズの前に取り付けることで、目には見えませんが、フィルムにとっては有害な光線を除去したり、フィルムにあたる光をカットし写真に効果的な表現を加えたりします。

フィルターの材質には、ゼラチン、ガラス、プラスチック、液体などがありますが、一般的には、ゼラチンやガラスが多いです。



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2.フィルターの種類

(1)偏光フィルター

ケンコー PRO 1 D WIDE BAND サーキュラーPL(W) 52ミリ

偏光フィルターは、PLフィルターもいい、有害な反射光を除去するためのフィルターです。

偏光フィルターの最も一般的な使用法は、窓ガラスに写った人や物の写りこみを取り除くことですが、それ以外にも、表面反射をなくして青空や雲、樹木をくっきりと表現することができます。

空に対して使う時は、太陽に対して90度の方向に使うと効果的ですが、順光(自分の背中から太陽があたる状態)や逆光(自分の正面から太陽があたる状態)では効果があまりありません。

(2)NDフィルター

PRO NDフィルター82mm

NDフィルターとは、フィルムにあたる光の量を少なくするためのフィルターです。
色には影響しません。

「低速シャッターを使いたいが明るすぎてレンズの最小絞り(レンズで最も大きい数字)にしても思っているほどの低速シャッターが得れない」、「高感度フィルムで流し撮りがしたい」など、カメラやレンズのシャッタースピードや絞りの設定範囲内に光量を収めたい状況で使います。

NDフィルターは、濃さに応じて何種類かあります。
ND2では1絞り、ND4で2絞り、ND8で3絞り分の光量を少なくできます。

この関係は、感度が半分になればシャッタースピードか絞りを1段遅くしなければならないのと同じですね。

フィルターには、下写真のような画面の半分だけに効果を与えるハーフNDフィルターというものもあります。

ケンコーR・ハーフND4 49mm

写真のハーフNDフィルターは、半分は2絞り分露出を調節するND4。残り半分は透明で、画面の明暗のバランスを整えたい撮影に使います。

(3)ソフトフィルター

Kenko(ケンコー) ソフトンスペック 82mm

ソフトフィルターとは、ソフトフォーカス効果を得られるフィルターです。
原理は、小さなドーナツ状の特殊処理を多数施し、光の屈折を利用しています。

ですから、やわらかな描写の中にピントの芯がはっきり得られますので、ソフトレンズがなくても気軽にソフト効果を楽しめます。

(4)クロスフィルター

Kenko(ケンコー) クロスフィルター 82mm

クロスフィルターとは、透明な光学ガラスの表面上に、細かい線の溝が刻まれたフィルターで日中の太陽光や夜間のライトを放射状に輝かせ画面に強いアクセントをつけます。

その仕組みは、透明な光学ガラスの表面に細い線状のミゾが刻んであり、被写体からの光が当たると光条が発生します。

キラキラ光る水面の輝き、樹葉からもれる陽光、イルミネーションなど。また女性の撮影ではイヤリングやネックレスに美しい光のアクセントを演出します。

(5)色温度変換フィルター

ケンコーMC C8 46mm  ケンコーMC W10 46mm

色温度変換フィルターとは、色温度を光源とフィルムで合致させる目的で使います。
色温度をライトバランシングともいうところからLBフィルターとも呼ばれます。

このフィルターには、色温度を上げる=青味を増す役割をするLBBフィルター(左写真)と、色温度を下げる=赤味を増す役割をするLBAフィルター(右写真)があります。

さらに、LBB、LBAの各フィルターには、補正の度合いに応じて、強さの異なるフィルターがあります。

(6)CCフィルター

CCフィルターとは、カラーの色補正用のフィルターです。
CCは、カラーコンペンシングの略です。


このフィルターは、乳剤(フィルムや印画紙に塗られている感光材料です)のバラツキを抑えて、被写体の本来の色を再現するために使われます。

種類は、光の3原色である「青、緑、赤」と「黄、マゼンタ、シアン」の6種類で、それぞれに補正の度合いに応じて、濃度の異なるフィルターがあります。

フィルターの使い方に長けている人は、色温度変換フィルターやCCフィルターを使って補正だけでなく、自分の思う通りの色を表現しています。

(7)薄膜樹脂フィルター

PROリング077

薄膜樹脂フィルターとは、写真のように、フィルターがガラスではなく、樹脂でできているフィルターで、専用のリングに空けた細いスリットに差込み、レンズの先につけて使います。

また、薄膜樹脂フィルターは、ゼラチン層の中に色素を加えていることからゼラチンフィルターということもあります。

色温度変換フィルターやCCフィルターにはこの使い方を採るものが多いです。

とても薄いフィルターなので光学的な悪影響が少なく、サイズを自由に切断して使えるなどというメリットがある反面、樹脂であるために、汚れや傷がつきやすいというデメリットがあります。

(8)スカイライトフィルター、UVフィルター

スカイライトフィルターUVフィルターとは、紫外線をカットするフィルターです。

これらのフィルターを付けても露出や光、色への影響は全くありませんから、レンズ保護の目的で付けたまま使うのも良いでしょう。

(9)センターフォーカスフィルター

センターフォーカスフィルターとは、画面の周囲を光学的にボカすことで、中央部のみにピントを合わせ、まわりはボケて写ります。



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3.フィルター使用上の注意

まず、レンズに合うかどうかをきちんと確かめなければいけません。
というのは、レンズの口径と同じく、フィルターにも口径があるからです。
52mmや72mmなど同じフィルターでも、何種類もありますので、気をつけて買いましょう。

もう一つは、ワンパターンな表現にはまらないことではないでしょうか。

たとえて言うなら、フィルターはステーキみたいなものです。
「今日の夕食はステーキだぞ」といわれればとても嬉しいでしょう。

でも、それが2日も3日も朝昼晩と続いたら飽きますよね。

ステーキは、たまに食べるからこそおいしいのです。
(と言いつつ、毎日食べてみたいと思っていたりして)。

ソフトやクロス、センターフォーカスといったフィルターも、同じことです。多用は禁物です。
それを付けるだけで画面がソフトに描写されたりといった効果が出てしますからです。

飽きがきます。
たとえ、撮っている人は感じなくても見ている人は何度も似たような写真を見せられうんざりしています。

ですから、フィルターの効果におんぶに抱っこではなく、流し撮りを併用してみるとか何か味付けを工夫する必要があるでしょう。

そこから、思わぬ発見があるかも知れません。

また、別の弊害として、失敗してしまってもこれらのフィルターを使ったことで、その失敗が覆い隠されてしまい、上手く撮れているように見えてしまうことも考えられます。

ですから、フィルターは、ここぞという時に使ってください。
ちなみに、こちらにフィルターをまとめて載せてあります。とてもたくさんあります。

フィルターの種類や、効果的に使ってあなたの個性が感じられる写真を撮ってください。








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