経済指標発表

STEP 1 機材の基礎知識〜レンズについて その1

レンズの役割、焦点距離と口径比、遠近感、レンズの効果的な使い方について書きました。
なお、マニュアルフォーカスとオートフォーカスの特徴、標準レンズや望遠レンズなどの特徴については、「レンズについて その2」 に詳しく書いてあります。

1.レンズの定義
2.レンズの語源
3.レンズの役割
4.焦点距離と口径比について
5.レンズによって違う「遠近感」と「背景の写り込み」
6.レンズを効果的に使うには



1.レンズの定義

数あるレンズの内、写真の撮影用に使用するために作られたものを写真レンズといいます。
顕微鏡や望遠鏡、双眼鏡のレンズも写真を撮ることに使われることがありますが、これらのレンズの主な目的は、肉眼で見ることですから写真レンズとはいえません。

つまり、写真撮影を目的として、最もその目的にふさわしく作られるレンズが写真レンズであります。



[▲このページの一番上にもどります]


2.レンズの語源

Lensという言葉は、もともとは、ラテン語で、「なた豆」という両側がふくらんでいる豆のことを意味しています。つまり、形からきた言葉です。



[▲このページの一番上にもどります]


3.レンズの役割

レンズには、『結像』と『集光』という2つの大きな役割があります。

(1)結像

被写体の像をフィルム上に結ぶことをいいます。
何でも良いからレンズをつけてみると被写体がハッキリと見えますが、レンズをはずしてしまうと全く何も見えず、ただのボケボケで何を見ているのかさえわかりません。

(2)集光

フィルム上に光を集めることをいいます。
たくさんの光を集められるレンズが明るいレンズ、つまり、開放絞りが明るいレンズです。



[▲このページの一番上にもどります]


4.焦点距離と口径比について

レンズには、下の写真のようにそのフチや側面にメーカー名やブランドの表記以外にもいくつかの数字が書かれています。

「f=50mm」、「1:1.4」、「1:1.4/50」のような表示です。

焦点距離と口径比の表示例

これらは、何かというと、「f=50mm」の50mmや「1:1.4/50」の50は、焦点距離であり、「1:1.4/50」の1:1.4というのは口径比です。

(1)焦点距離とは?

焦点距離とは、無限遠のものにピントを合わせた点=焦点と、レンズとの距離のことで、一般には「f」で表します。

焦点距離が2倍になれば像の大きさも2倍に、像が半分になれば大きさも半分になります。

焦点距離の図

(2)口径比とは?

口径比とは、レンズの有効口径(後述)で光を有効に通す口径と焦点距離の比をいいます。

通常、有効口径を1として、「1:1.4」、「1:1.8」などと書きます。
口径比が小さいほど明るいレンズになります。

なお、後の数値がFナンバーというレンズの明るさを表すときには、F1.2などとも表記します。

口径比は、レンズに必ず書かれてますが、これだけでは写る象の大きさがわかりませんので口径比の後には必ずそのレンズの焦点距離が書き添えられています。

(3)口径比に関連する用語

@有効口径とは?
最大絞り(レンズの絞りで最も小さい数字=最も絞りが開いた状態です)で光を有効に通す口径、つまり、有効口径と、焦点距離の比をいいます。

なお、絞りについては、STEP1 「シャッターと絞り」を見てください。

A Fナンバーとは?
レンズの明るさを表します。レンズの焦点距離を有効口径で割った値です。Fナンバーが小さいほど有効口径が大きく、光をたくさん通す明るいレンズになります。



[▲このページの一番上にもどります]


5.レンズによって違う「遠近感」と「背景の写り込み」

(1)遠近感

遠近感とは、近くのものほど大きく、遠くのものほど小さく見えることをいいます。
遠近感は、広角レンズでは、誇張され、望遠レンズでは、圧縮されます。

また、被写体を一定の大きさで撮るとわかりますが、
広角レンズになるほど被写体に近付き、望遠になるほど被写体から遠のきます。

(2)背景の写り込み

背景の写り込みとは、被写体の後にある景色が被写体とともに写ることです。
被写体を一定の大きさで撮るとわかりますが、

 広角レンズになるほど周囲の写りこむ範囲が広くなります。

 望遠レンズになるほど周囲の写り込む範囲は狭くなります。

(3)最後は、あなたが何をどう撮りたいのかで決まります

最終的には、「あなたが何を撮りたいのか」を最優先でレンズを考えてください。
これは、レンズだけでなく、カメラやフィルムなどにも言えます。



[▲このページの一番上にもどります]


6.レンズを効果的に使うには

どのレンズを使うにしろ、レンズの持つ長所を認識した上でそれを最大限に引き出す使い方が良いでしょう。

長所というのは、望遠レンズなら、被写体の背景が美しくボケて写るようすること。
広角レンズならば、デフォルメ効果といって被写体が歪んだり、その形が誇張されて写ることです。

しかし、被写界深度(「ひしゃかいしんど」と読み、ピントの合っているかのように見える範囲のことです。詳しくは、STEP3「被写界深度」を見てください)やピント合せが正確にできていなければ、ボケを生かすつもりが、ただのボケボケ写真になってしまいます。



つぎに、「レンズについて その2」を見る。








▲このページの一番上にもどります

>> STEP 1 もくじ に戻ります
>> Railway Photograph のトップに戻ります

STEP1 「機材の基礎知識」 | STEP2 「撮影前の準備」 | STEP3 「撮影テクニック」 | STEP4 「撮影後の保存・整理・加工など」 | 鉄道写真館 | 鉄道の本 | 鉄道DVD
撮影の準備 | 鉄道関係リンク集 | 写真関係リンク集 | RailwayPhotographについて | リンク、バナーについて | スポンサーのお願い | 自己紹介、写真観、メール
サイトマップ
寝台特急で旅行しよう! | トワイライトエクスプレス 予約 | 高校や大学の奨学金制度とは? | 夜行バス 大阪 東京
Copyright(c) 2004-, keizo All Rights Reserved.