経済指標発表

STEP 1 機材の基礎知識〜35ミリ一眼レフカメラの「短所」とは?

(1)大伸ばしにすると画像の粗さが目立ちます

画面が24ミリ×36ミリなので半切や全紙にすると、一般的に、中判カメラなどフィルムサイズの大きいカメラと比べた時に、どうしても粒子(フイルムに塗られている乳剤層に含まれているハロゲン化銀のこと)が目立ち、画面が粗くなります。

 粒状性についてはこちらをご覧ください。

(2)ミラーショックがあります

ミラーショックとは、シャッターを押した時にミラーが上下することで起こるショックのことをいいます。

なぜ、ミラーを上下するのかといえば、フイルムにファインダーで見ている画像を焼付け、逆入光を阻止するために下にある図1と図2の動作を繰り返すからです。

具体的にいいますと、

ひとつには、一眼レフカメラは、図2のように、シャッターを押すとミラーが上がりシャッターが開き、フイルム上にファインダー越しに見ている画像が焼付けられる仕組みになっているためです。

ふたつめは、シャッターを押した時に、ファインダースクリーン(ミラーとペンタプリズムの間にあるスクリーン)に重ねることでファインダー側からの逆入光をカットする働きもします。

この2つの作用をこなすためにミラーは上下しなくてはなりません。

ですから、ミラーショックが起こってしまいます。

しかし、現在の35ミリ一眼レフはショックを和らげる緩衝装置が進歩してのでカメラブレへの影響は少なくなっています。


【図1】シャッターを押す前の状態

被写体からの光がミラーとペンタプリズムを通じてファインダーのぞき窓から見えます。

シャッターを押す前のカメラの内部



【図2】シャッターを押した状態

ミラーが上がり、シャッター幕が開くことでフィルム上にファインダーで見ていた画像がに焼き付けられます。

シャッターを押した状態のカメラの内部

(3)ブラックアウトが起こります

ブラックアウトとは、欠点2で触れた「フィルムにファインダーで見ている画像を焼付け、逆入光を阻止する」というふたつの作用のために、上図2のようにシャッターを押した瞬間、ファインダーで見ている像が見えなくなってしまうことを指します。

シャッタースピ−ドが遅くなるほどその時間は長くなります。

クイックリターンミラーの採用によって、すぐにファインダーの画像は見えるようになりましたが、それでもフィルムに画像を焼き付けている間は画像は見えないので、シャッターを押した瞬間は見ることができません。

ブラックアウトによって、動くものを写した時にはどんな状態で写っているのかわからないという不安があります。

ブラックアウトは、スローシャッターになるほど長くなります。これは、どのカメラにも共通したものです。

ですので、スローシャッター(8分の1秒とか4分の1秒といった遅いスピード)での流し撮りは、被写体との動きに合っているかわからいため不安です。また、ストロボ撮影時には、ファインダーをのぞいていてもストロボの発光を確認出来ません。

(4)タイムラグがあります

一眼レフはシャッターを押してもミラーが完全に上がりきらないとシャッター幕(ミラーとフィルムの間にある幕を指します)が開きません。

ということは、シャッターを押してから、フィルムに画像が焼き付けられるまでの間に時間的にズレが生じます。これをタイムラグといいます。

ですから、ピントを合わせたポイントで動いている列車を撮っても、若干ずれて写ってしまうことになります。

とくに、望遠レンズで絞り開放(16や2.8とかレンズに書かれている数字が最も小さい状態をいう)で撮影した時には被写界深度(ピントが合っている範囲ことで、絞りを開けるほど、また望遠なるほど、ピントのあっている範囲も狭くなります)の関係もあってピンぼけの写真になる可能性もあります。

タイムラグも一眼レフカメラがこれまでの内部構造を採り続ける限りは、なくならないでしょう。

ですから、タイムグ対策としては、自分がシャッターチャンスと思うところに来る寸前にシャッターを切る必要があります。こうすれば、シャッターチャンスの瞬間はブラックアウトですが、その直後は見れます。

わたしも、現場で「シャッターチャンスを捉えた」と思っても、後で見ると、「シャッターを切るべき位置よりも早くシャッターを切っていた」ということがよくありました。

むしろ、「シャッターチャンスがおそい」、「失敗した」と感じたほうが、後で見ると、自分が考えていた位置でフィルムに焼き付けられていて、満足な結果を得られていました。

以上、短所も上げてみましたが、

 あまり気にかけることでもないかなと思います。それは、
(1)の「大伸ばしにすると画像の粗さが目立ちます」は、35ミリフィルムを使っている以上は宿命なのです。
(2)の「ミラーショック」は、書いてきたように、現在の35ミリ一眼レフはショックを和らげる緩衝装置が進歩してのでカメラブレへの影響は少なくなっています。
(3)「ブラックアウトが起こります」と(4)「タイムラグがあります」は、撮影経験を積むことによって自分のカメラの傾向がわかってくる中で解決出来ると思います。

いま、2や4の欠点が目立つカメラはほとんどないと思います。そして、長所は短所を補ってあまりあるものばかりですので、これらの短所は、「こうしたこともあるんだよ」で充分です)







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